忘れたくない事柄を思いついた時に

7/14/2006

よくしゃべるアメリカ人


仕事柄よく飛行機に乗ります。今回の行程も、NY→デンバー→アルバカーキ→デンバー→ボーズマン→デンバー→サンディエゴ→デンバー→NYと、10日間で8本も乗り継いだのですが、いつも結構気になるのは隣にどんな人が座るかということ。季節柄、大体どの便も満席状態ですから隣が空席ということがほとんどありません。アメリカの国内線ではこの「誰が隣に座るか」が時としてかなり重要な要素になってきます。

と言うのは、お話し好きな人の隣になると、場合によっては致命的なこともあるからです。とくに地方の小さな都市への行き帰りに多いのですが、日本人が珍しいからなのか、かなり高い確率で話しかけられるのです。一度話しかけられたら最後、相手は延々としゃべり続けます。こちらが体力的に元気な時は、「旅は道連れ」感覚で知らない人とお話するのも楽しかったりするのですが、仕事で睡眠不足が続いた時、せめて数時間の飛行機移動で寝ようとしている私にとっては地獄の苦しみと化すこともあります。

これまでの例では、LAを夜発ってNYに翌日早朝到着する、いわゆる時差をうまく(?)利用した、通称 Red Eye と呼ばれる便があるのですが、この「寝るしかない」便で隣り合わせたご婦人に延々話し続けられたことがあります。これは辛かった。着いたら当然朝で、その日一日仕事をするわけですから、結局その晩は徹夜ということになりますからね。

そうそう、NYー東京間でも一度隣の男性に話しかけられて大変だったこともありました。13時間ですからね。もちろん途中何度か寝ようと試みるのですが、ちょっと目を開けたら最後、すぐに会話が再開するんです。これも辛かった。

それからというもの、どうしても寝たいときは、挨拶もそこそこにすぐ寝てしまう(もしくは寝たふりをする)ことにしています。テキサスへ出張したときの早朝フライトで隣り合わせた男性は、ずっと私と話したかったらしいのですが、「あなたがあまりにもよく寝ているので話しかけられなかった」と飛行機を降りる時に名刺を渡しながら言ってました。どうやら日本とビジネスをやっている人で、翻訳ができる人を探していたらしい。

もちろん辛いことばかりじゃありません。いい出会いもあるし、名刺交換して別れるなんてこともよくあります。パーム・パイロットのゲーム交換をした人もいます。大体はそれだけの出会いで終わってしまうのですが、「人に人生あり」ということをよく考えさせられます。

今回の旅程デンバー→ボーズマンで知り合った、モンタナに住む アイリーンというご婦人は、昨日、素敵なメールをくれました。もう2度と会うことはない人かもしれないけどなんだかちょっと幸せな気持ちがしました。

不思議なことにこの現象は日本の国内線ではほとんど見られません。アメリカの国内線ほど頻繁に日本では飛行機移動をしたことがないこともあるのでしょうが、未だかつて日本では隣の人に話しかけられて、飛行機を降りるまで話し続けられたことがありません。
お国柄の違いなんでしょうか。

昨日NYの友人で、数年前に参加したインディーズの監督と電話で久しぶりに話をしたのですが、(彼は話し始めたら止まらないタイプなんです)電話を切った後、「しっかし相変わらずよくしゃべるなぁ・・・」と呆れていたらなんだかこんな話を思い出しちゃった次第です。

*写真は昨年 デンバーからカンザス州のリベラルという町へ移動したときの小型コミューター機

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